「織物」を織る機械のことを「織機」といいますが、昔、日本では、機械で「織物」を織る「動力織機」がありませんでした。人が手足をつかって織らなければいけないので、「織物」をつくるのはたいへんなことでした。
豊田佐吉は、23歳の時に、最初の発明品の「豊田式木製人力織機」を発明し、その6年後には日本で初めての「動力織機」の「豊田式汽力織機」を完成させました。そして、その後も研究を続け、人がよこ糸をかえなくても自動で動く「G型自動織機」を完成させます。この「織機」は、世界一といわれ、より速く、よい「織物」をつくることができるようになったので、みんなたいへん喜びました。