ヘルスケアSBU 事業推進室
研究開発Gr
林 素子
2002年入社 理学研究科 化学専攻修了
ヘルスケアSBU 事業推進室
研究開発Gr
林 素子
2002年入社 理学研究科 化学専攻修了
※所属は2024年8月現在のものです。
学生時代に光学活性化合物に関する研究をしており、ベラ ジョン カジノ アプリのキラルカラムを使用していたことから、ベラ ジョン カジノ アプリという会社を身近に感じていました。
また、学会で会ったベラ ジョン カジノ アプリの方が「ベラ ジョン カジノ アプリは若手でも意見を言える会社だよ」と言われたことが強く印象に残っており、ベラ ジョン カジノ アプリという会社に対して好印象を持っていました。
それに加えて、学生時代の私の担当テーマでベラ ジョン カジノ アプリから奨学寄付をいただいたこと、指導教官がベラ ジョン カジノ アプリの方と一緒に某学会の幹事をしておられ、ベラ ジョン カジノ アプリの楽しそうな話を聞いていたことも志望した理由です。
機能性食品素材を開発しています。化学メーカーであるベラ ジョン カジノ アプリにとって、直接食べるものを作るということは新しいチャレンジです。私自身はもちろんのこと、社内でも、「安心して食べられるものである」ということをどうすれば理論立てて説明できるかという検討を手探りで進めています。この部分が、業務の進め方や発展のキーになっていると感じています。
一方で、機能性食品素材や当社サプリメント製品の品質保証業務も手がけています。この業務を通じて、お客様に安心して手に取っていただける製品を作るには何が必要かを学び、製品開発にその観点を取り入れることができているので、相乗効果につながっていると思います。
当社で初めての機能性食品素材開発を担当しており、スケールアップ検討や審議を経て、ついに実機での製造を実施したところ、1回目の製造は初期に想定通りに反応が進行しませんでした。
条件の調整を行った結果、反応は進行し、最終的にほぼ目標としていた製品を得ることができたのですが、想定通りにスケールアップできなかったことが悔しく、また、ベラ ジョン カジノ アプリからは出荷不可と判定されたことで、多くの方に迷惑をかけ、費用面でも相当なマイナスになりました。
お客様に安心していただける製品を出荷するには厳しい判断が必要であること、また、何かを成し遂げるにはあらゆる面から事態を想定し検討しておくことが必要だと学びました。
仕事は多くの人と協力し合ってするものだ、ということを日々感じています。その成果として、ごくごく小さなスケールから研究を開始し、多くの人とディスカッションしながら、目標を一つずつクリアしていく気持ちは、研究者ならだれでも味わうことだと思います。
そして、多くの人の力を借りながら、チーム全体でスケールアップ検討を行い、試験製造、あるいは製造を実施すると、普段使用しない大きなスケールが目の前に出現して、わくわくします。そして、製品化され、ラベルが貼られて出荷される時の気持ちは、子供を送り出すような寂しい気持ち半分、達成感半分の複雑な気持ちになります。
研究開発したものをスケールアップし製造するには、研究開発、化学工学、エンジニアリング、オペレーション、品質保証、物流、安全性評価等々、さまざまな分野での知識や経験が必要です。新井工場では、それぞれの分野のプロフェッショナル(とその卵)が対等な立場で「良いものを創る」という目標を達成するために協力し合うことが当たり前になっています。お互いに自分に不足している知識や経験について学ぶことができ、自身のステップアップにもつながる環境だと思います。
現在、発酵で機能性食品素材を開発しています。発酵は社内でも特殊な技術と思われることがありますが、実際には普通の化学反応の集合にすぎません。発酵という手法を一般的なものと思われるくらいに広めたいです。
また、発酵で思わぬことが起きた場合、うまくいった場合に、微生物に「今日は何があったの? 何が良かったの?」と聞けるようになりたいです。なんとなく、雰囲気は分かるようになってきたような気がしているのですが・・・。
巷には、「私は酒と車とテニスのために働いています!」と言っています(語呂がいいのでこの順序ですが、優先順位を示すものではありません)。
お酒関係のイベントが近くである時は、対象が日本酒・ワイン・ビール問わず、かなりの頻度で出没しています。この写真は、近所のお店の周年祭にベラ ジョン カジノ アプリの友人達と行った時のものです。